子どもたちにプログラミング体験機会を 夏イベントレポート
DeNAでは、社会貢献活動の一環として、プログラミング体験機会の創出に取り組んでいます。今年も夏休み期間に合わせて体験イベントを実施しました。
プログラミングでゲームもロボットも作ろうe-Craftとの合同イベント
まずは8月3日に、(株)e-Craftと合同で「プログラミングでゲームづくりとロボット工作に挑戦しよう!!」を開催しました。DeNAとe-Craftは、それぞれ小学校向けプログラミング教材の「プログラミングゼミ」と「embot」を提供しています。どちらも、低学年からプログラミングを通じた創作体験の提供を重視していることから、昨年はじめてコラボワークショップが実現し、今回は2度目の開催となりました。双方の開発者である末広章介(DeNA)と額田 一利さん(e-Craft)も登壇する人気のイベントです。
当日は1年生から6年生までの小学生親子が参加してくれました。直接、開発者と交流できる機会とあって、プロゼミの大ファンで新潟県から参加してくれた方もいらっしゃいました。

▲両開発者が登壇しオープニング
イベントの前半は全員でプロゼミ、embotの両方の基本操作を体験します。約半分がプログラミング初心者ということもあり、ひとつひとつプログラミングで動くたびに、驚きの声が上がっていました。
後半はプログラミングゼミとembotの二つに別れてそれぞれ創作を行いました。プロゼミではいくつかのガイドブックのなかから、自分の作りたいものを選んでゲームを制作します。プログラミングのキャラクターになるものは、ぬりえを用意していますが、自分ですべての素材を描いて作品を仕上げた参加者もいました。当日はプロゼミとコラボ中のセガ社の「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の素材も使うことができたため、音を使用したりして、ゲームとしての完成度を高めていきました。
また、サポートの末広やDeNAエンジニアから助言をもらいながらより高度な作品を仕上げているお子さんもいらっしゃいました。

▲試行錯誤しながらの作品づくり
embotのほうでは、ロボットの構想をアイディアシートに考えたあと、ダンボールやフェルト、紐などいろいろな素材を使って、ロボットを制作します。そして、作成したロボットを、イメージした動きになるようにプログラミングしていきます。例えば、虫の眼が光る部分や、牛の首が上下する部分などをプログラミングで動かしました。このイベントは親子で参加できるため、保護者の方もいっしょに悩みながら、協力して作品を作り上げている姿が印象的でした。

▲眼が光る虫のロボットが完成
プロゼミ作品もembot作品も、プログラミングと子どもたちが創造力を発揮して作った素材の組み合わせで、ふたつとないオリジナルの仕上がりとなりました。最後にはみんなの前で登壇して発表しましたが、たくさんの希望者で時間オーバーになるほどでした。

▲堂々とみんなの前で発表してくれました
3時間という小学生向けとしては長めのイベントですが、合間には子どもたち同士で作品を見せあったり、開発者へ質問をしたりするなど、和気あいあいとした雰囲気で会は進みました。アンケートでは、「いろんな人と話せて楽しかった」 「1時間位にしか感じなかったくらい時間が過ぎるのが早かった」 「最初は途方もなく感じたが、形になり感動した」などの感想をいただきました。
7度目となる「プログラミングサマーキャンプ2025」も開催
夏休み後半の8月24日には今年で7度目となる「プログラミングサマーキャンプ2025」も実施しました。この取り組みは、渋谷に拠点を構える東急、サイバーエージェント、DeNA、GMOインターネットグループ、MIXIの5社でプログラミング教育を支援する 「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」の一環として、毎年夏に実施しています。
今年は、渋谷SOILの会場をお借りして、午前午後の2回実施し計34名が参加しました。
こちらもガイドブックで作るのは同じですが、お子さんとスタッフで作品を作り上げます。

▲おしゃれな会場でリラックスしながら創作
会場に入ったときは緊張した様子だったお子さんたちも、プログラミングが始まると真剣そのもので、誰一人飽きることもなく作品作りと向き合っていました。同じガイドブックを使用しながらも、素材やちょっとしたプログラムの工夫などによって、違った作品が仕上がります。
各回の最後には、参加者と保護者の皆さんで、自由に作品を鑑賞する時間をとりました。同じように作ったはずの作品の違いから、プログラミングの面白さや可能性を感じてもらえたのではないかと思います。

▲保護者の方もいっしょにみんなの作品を鑑賞しました
こちらのアンケートでは、「出来たという達成感が子ども達の笑顔につながっていました」 「本当に色々な作品ができていて驚きました」 「ついていけるか心配だったが、わかりやすく、そこまで難しくなく楽しくプログラミングが体験できました」といったお声をいただきました。
DeNAではこのような体験活動を通じて、プログラミング教育の推進および次世代のIT支援に取り組んでいます。
取り組みについて詳細は、サステナビリティ「次世代のIT育成支援」よりご覧いただけます。






