「男性も女性も知ってほしい!PMSの基本セミナー」男女の相互理解促進のためのPMSの基本セミナーを実施
DeNAのCHO室では、従業員の「ダイバーシティな健康課題※の解決」を目指し様々なセミナーや支援プログラムを提供しており、その1つとして「働く女性の健康支援」を目的とした取り組みを行っています。
*※ダイバーシティな健康課題とは、頭痛、アレルギー、高血圧、PMS、不眠など個人ごとに異なるパフォーマンス発揮に影響を与える健康課題のこと。
2024年7月に実施した社内アンケート「女性の不調・PMSに関するアンケート」にて、回答した女性従業員の9割以上が「PMSによる何らかの影響を受けている」にもかかわらず、「症状などPMSについて一定の知識がある」男性従業員は約半数程度であることが分かりました。
一方で、当事者である女性が何を求めているのか知りたいが直接聞けない、職場でどのようなサポートができるのかわからない、など理解に努めようとしている男性従業員の悩みもアンケートを通して見えてきました。
また、当事者である女性従業員へも「どのような悩みがあるか」や「解決してほしいと感じる課題があるか」などのヒアリングを実施し、症状や辛さ・サポートしてほしいと感じることには個人差が大きく、一律に解決する手段を模索することが難しいことも見えてきました。
そこで、PMSの基本知識とともにPMSに対する理解・実際の体験談などを共有することで、男女ともに働きやすい環境促進につながるのではないかと考え、従業員に限らずご家族やパートナーも一緒に参加できるセミナーを実施しました。
「男性も女性も知ってほしい!PMSの基本セミナー」
セミナーには、医師であり株式会社ヘッジホッグ・メドテック 代表取締役CEOである川田裕美氏を講師としてお招きし、日々の生活に直結するようなPMSに関連した内容を中心にお話いただきました。
セミナーのトピック
・PMSの基本知識(PMSの定義・影響・具体的な症状)
・職場におけるPMSとの付き合い方
・本人のケア(日常取り組めるケア・専門的な処置)
・周囲のケア(重要性・サポートで心がけたいこと)
・DeNA社員の具体的なケースの紹介
・質疑応答
セミナー参加者のうち半数以上が男性従業員!
セミナー当日は約100名がウェビナーに参加し、そのうち半数が男性従業員でした。当事者の女性だけでなく、多くの男性従業員にも女性の健康について知ってもらう機会となりました。
セミナー参加者からは、
・ケーススタディーを含めて具体的に学ぶことができ、今後に活かせる知識を学べた。
・PMSについて自分で知っている以上のことを知ることができた。
・体系的に学べた。
といったポジティブな回答を中心に、男性従業員からは「具体的にどう接するのがよいか悩ましい」といった切実な意見も寄せられ、次回開催に向けた課題もみえてきました。
セミナー全体に関しては、約8割の参加者がセミナーに関して「満足した」と回答しています。
CHO室では今後も男性・女性ともに働きやすい環境づくりに努めると共に、多様な社員がそれぞれパフォーマンスを最大限に発揮できるよう、健康経営に挑戦します。
<過去の女性の健康に関する取り組み実績>
2016年 働く女性に必要なホルモンバランスとは?社内セミナー開催
2018年 働く女性のための健康サポートセミナー 「女性のバイオリズムとキャリア ~体調と上手に付き合うコツとは~」
2019年 女性が活き活き長く働ける環境をバックアップ!「働く女性のための健康講座」開催レポート
2020年 女性が活き活き長く働ける環境をバックアップ!「働く女性のための健康講座」開催レポート