眼の健康から、社員のパフォーマンスUPへ 眼科検診「MES」と診療サポートプログラムの効果
DeNAでは、社員の健康増進を通じて、最大限のパフォーマンスを発揮できる環境づくりに取り組んでいます。
IT企業で働く私たちにとって、避けて通れないのが「目の疲れ」です。実施したライフスタイルアンケートでは、眼の疲れを感じている社員が68%以上にも及ぶということが分かりました。そこで今回は、社員の眼の健康状態を可視化し、生産性向上につなげるために、2025年6月に実施した眼科検診「Mobile Eye Scan(MES)」と、その後の「眼科診療サポートプログラム」についてご紹介します。
Mobile Eye Scan (MES) とは?
希望した社員71名を対象に眼科検診「Mobile Eye Scan(MES)」を実施しました。
この検診は、単なる視力測定にとどまらず、「働く人のパフォーマンス」に直結する目の状態を科学的に測定するものです。
【主な検査項目】
・屈折・視力検査: 現在の眼鏡やコンタクトが適切か、視力低下がないかを確認
・調節力検査: ピントを合わせる力の柔軟性を測定(眼精疲労の主な原因)
・眼位検査: 両目の視線のズレ(外斜位など)を測定
・ライアイ評価(OSDI): 自覚症状の強さをスコア化
・前眼部検査: 角膜や結膜の健康状態を確認
これらの検査を通じて、社員が抱える「なんとなく目が疲れる」という不調の原因を特定し、それがどれほど労働生産性に影響しているかを算出しました。
9割以上に自覚症状ありの検査結果
2025年6月に実施した眼科検診(MES)では、71名の社員が参加しました。
その結果、驚くべき実態が明らかになりました。
・眼の自覚症状がある社員:94.4%
・1人あたりの平均自覚症状数:3.3個
・眼科の定期通院をしている社員:わずか12.7%
実に9割以上の社員が「目が疲れる」「視力が落ちた」などの何らかの不調を感じている一方で、実際に治療を受けているのは1割程度に留まっていました。この「自覚症状はあるが放置している」状態が、生産性の損失につながっています。
眼の症状による経済的損失は?
レポートの推計によると、眼の症状に起因する労働生産性の低下は、社員一人あたり年間平均で約140万円、全従業員に換算すると20億円近くにものぼります。特に多かった所見は以下の通りです。
・ドライアイ:60.6%
・眼位異常(外斜位など):66.2%
・眼鏡・コンタクトが合っていない:33.8%
これらは適切な治療やメガネの調整などといった矯正により改善が期待できます。
診療サポートプログラム利用者の声
検診後のフォローアップとして実施した診療費を一部補助する「眼科診療サポートプログラム」では、多くの社員が実際に受診し、効果を実感しています。

・満足度: 満足度100%、非常に満足が70%超え
・パフォーマンス向上度:平均12.35%の改善
・継続希望:100%
参加者からは、
『PC作業が辛くなっていた原因が明確になり、悩みが解消された』
『ドライアイの目薬には市販薬では購入できないものがあると知り、処方薬で調子が良くなった』
『補助があることが受診のきっかけになり、漠然とした不安が払拭できた』
など、補助があることで「放置しがちな症状」への対処に一歩踏み出せた、という声が多く寄せられました。
「見えていて当たり前」と思いがちですが、実は多くの社員が、適切なケアをすればもっと楽に、もっと高いパフォーマンスで働ける状態にあることが分かりました。
CHO室では、今後も定期的な検診の実施や、眼に優しいオフィス環境の提案など、「眼」の健康から社員の皆さんの活躍を支えていきます。





