健康経営推進者ディスカッション&DeNAオフィスツアー開催
2019年8月1日、渋谷オフィスにて、健康経営優良法人(通称ホワイト500)や健康経営銘柄認定を目指している企業のご担当者をお招きしDeNAと「オフィスツアーを楽しむ会」の共催にて、健康経営推進担当者ディスカッション&DeNAオフィスツアーを開催しました。社内を案内するだけでなく、総務部と社員の健康サポートを担うCHO(Chief Health Officer)室が主体となり、「健康経営」をテーマに外部ゲストをお招きしての産官学連携による健康経営ディスカッションや、懇親会、パネルトークなどを行いました。
DeNAが進める健康経営のポイント
まず初めにCHO室室長代理平井孝幸より、DeNAが取り組む健康経営について説明。「DeNAの健康経営は、『プレゼンティーズム』と言われる、出社はできていても生産性が低下している状態を解消し、従業員の生産性を上げ会社の利益に通じさせる」という話には、メモを取る参加者も多く見られました。説明後、参加者からは自社ですぐに取り組める施策についての質問が多数出るなど、関心の高さがうかがえました。
これだけ体操®︎も実践。「健康経営」座談会
経済産業省ヘルスケア産業課係長の紺野春菜氏(中)、東京大学医学部附属病院22世紀医療センター特任教授である松平 浩氏(右)をお迎えしての座談会へ。テーマは「健康経営によって働き方がどう変わったか」。
紺野氏がトップダウンではなくボトムアップこそ健康経営が成功している企業の特徴であることを語れば、平井が待ちの姿勢ではなく自発的に行動する産業医の重要性を語ります。松平氏からは、強く勧めることをせず意識変容を促し、最終的に行動変容に繋げる大切さが述べられるなど、それぞれの立場から見た「健康経営」と働き方について話が尽きません。会の途中からは、平井から参加者に質問を投げかけ会場を巻き込んでの座談会になりました。
会の途中では、オフィスの悩みである腰痛を解消すべくDeNA内でも普及している松平氏考案の「これだけ体操®︎」を実施。「腰が伸びる」「気持ちいい」「狭いスペースでできるのがいい」など、さまざまな声が聞こえてきました。会話が盛り上がりを見せる中、残念ながら座談会は終了。続いて総務部から会社成長とともに変化を遂げてきたオフィス環境についての説明へと移ります。
会社の成長とともに変化するオフィス環境
DeNAが渋谷オフィスに移転してのは2012年。当時のコンセプト「急速な成長」、「人員増」、「グローバル事業の強化」を体現したオフィスには、同時翻訳システムが導入されたりテレビシステムが導入されたりしました。2016年に社員の健康サポートを担うCHO室が設立されたことで、健康意識の高いオフィスへと変化したことまでを説明し、いざオフィスツアーへ。
「このスペース羨ましい!」健康意識を高めるオフィスに興味津々
執務室の一角に気軽にストレッチができるウェルネスエリアでは、ストレッチグッズを実際に使ってみたり、写真に収めたりみなさんとても興味を持った様子でした。特定の曜日には理学療法士が腰痛や肩こりについての個別カウンセリングを行っていることを案内。参加者は他に、クリエイティブコミュニケーションを図る目的で設置されたカフェスペース「Sakura Cafe」、加熱式たばこ専用の喫煙ルーム、エントランスやエレベーターホールの健康意識を高めるために掲示されたポスターなどを見て回りました。
健康的で美味しい食事と楽しい会話で盛り上がった懇親会
オフィスツアーの後は、横浜DeNAベイスターズのオリジナル醸造ビールや協賛企業からの健康的で美味しい食事とともに懇親会がスタート。懇親会と並行してDeNA社員の健康サポートに協力いただいている4社によるパネルディスカッションも実施しました。
DeNA出身で身体にやさしいお菓子を個人やオフィスに届けるサービスを運営する株式会社スナックミー代表取締役 服部慎太郎氏、「サラド」ブランドで個人や法人にサラダを提供するRed Yellow And Green株式会社 代表取締役 細井優氏、従業員のランチを支援するアプリ「green」を運営する株式会社タベルテクノロジーズ代表取締役 田中勇樹氏からは、健康的で美味しい食について。オフィスチェアの座り方セミナーを開催する47インキュベーション株式会社 取締役の梁原立寛氏からは、1日の大半を過ごすオフィス環境の大事さが語られました。
参加者の皆さんは、それぞれ情報交換をしたり、DeNA社員へヒアリングを行ったりビールで乾杯したり、有意義な時間をお過ごしいただいたようでした。
DeNAでは、一人ひとりの人生が豊かでパワフルになることが、企業がより良いサービスを提供する活力、ひいては自社の発展につながると考えています。
これからも企業の枠組みを超え、思いを同じくする人、地域企業、各分野のプロフェッショナルと共に様々な取り組みのひとつとして、健康意識を高めるオフィス環境づくりをすすめていきます。そして、社員にとどまらず、ご家族や当社が関わるステークホルダーの皆様、地域、全国へと積極的に広め「健康が当たり前の社会」の実現に向けて取り組んでまいります。