キャリア設計と人生に役立つ!産業医によるプレコンセプションケアセミナー実施レポ
DeNAでは、従業員一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、心身のウェルビーイング向上を重要な経営課題として捉えています。その一環として、従業員のキャリア設計やライフプラン設計に不可欠な「セルフコンディショニング」の一歩として、『キャリア設計と人生に役立つ、産業医によるプレコンセプションケアセミナー』を実施しました。
「プレコンセプションケア」とは、昨今注目されているワードで、健康経営でも注目されています。

若手の従業員のキャリア形成やライフプラン設計に大きく影響のあるテーマですが、学校での保健体育以上の知識を得る機会が現状多いとは言えません。
厚生労働省が実施した「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査」では『家庭と仕事の優先順位について男女どちらが行うべきだと思うか』の問に対し約70%が「性別は関係ない」と回答しました。この結果からも若手の男女ともにワークライフバランスを重視していることが分かります。

本セミナーは、将来の可能性を自分で選び、健やかに働き続けるための正しい知識と、医療機関や社会のサポートについて体系的に知る機会を提供することを目的とし実施にいたりました。
セルフコンディショニングの重要性
本セミナーには、女性のライフデザインに特化した女性産業医・心療内科医である田中奏多医師にご登壇いただきました。田中医師からは、「集中力と仕事の成果を高めること」が、実は将来の健康管理と人生設計の土台にもつながる、という「プレコンセプションケア」の考え方をお話いただきました。
具体的には、キャリア設計に不可欠なライフデザインにおいて、妊娠には「35歳の壁」など生物学的制限があること、不妊原因の約90%が加齢に関連するという現実を解説。その上で、妊娠予定がない「いま」こそ始めるべき具体的なケア(ワクチン、ピルを用いたホルモン管理、性感染症対策、男性の生活習慣改善など)が提案され、「セルフコンディショニング」の実践の重要性が強調されました。
参加者の満足度100%、その一方で啓発の必要性も
本セミナーに参加した従業員のアンケートでは、満足度100%という結果を得ました。
参加者の声では、「実際の今後のライフプランを考えるにあたって役立った」「パートナーと話そうと思った」など、ライフプランを考える具体的なきっかけになったという意見が多数寄せられました。
一方で、参加者のアンケートから「プレコンセプションケア」というワードの認知度はとても低く、83% もの方が「セミナーに参加するまで、プレコンセプションケアという言葉を知らなかった」と回答しており、企業として体系的な情報提供の必要性を強く感じました。
今後もDeNAでは、「楽しみながら健康に」のコンセプトのもと、従業員一人ひとりが最高のコンディションで働けるよう、さまざまな取り組みを推進してまいります。






