セルフケアサービス「LetterMe」とコラボし、手紙で整えるメンタルケアセミナー&実証プログラムを実施
DeNAのCHO(Chief Health Officer)室では、従業員のウェルビーイング向上を目指し、セルフケアサービス「LetterMe」とコラボレートしたセミナーの開催しました。また、希望者21名が、筑波大学(人間系 千島雄太助教授)とLetterMeの共同研究である、「LetterMe効果検証プログラム」へ参加しました。
「思考を書き出して”未来”を整える」マインドマネジメント講座
実証プログラムに先立ち、「思考を書き出して“未来”を整える」マインドマネジメント講座をオンラインで開催しました。ゲスト講師に筑波大学人間系の千島雄太助教を迎え、「自己連続性に関する研究と実践」をテーマにお話しいただき、その後、LetterMeを体験するプチワークも実施しました。当日は140名の社員が参加。参加者からは、以下のような感想が寄せられました。
「自己連続性という概念が今の自分に役立ちそうだと思えた。」
「実際に手紙を書くことで脳が整理される印象もあり、有用性を感じた。」
「1カ月後の手紙は過去を振り返って自分の成長を感じられる良い経験だと思った。」
「仕事以外での振り返りをする機会は日常的になく、感情を書き出そうとするとその理由や関連する事柄をつなげたりと思考が深まるのでとてもいい機会になりそうだと思った。」
半年間の効果検証プログラムでは「メンタルヘルスの向上」を確認
セミナー後、21名の社員が6か月間、毎月1回自分宛てに手紙を書く「LetterMe」の継続利用に参加しました。参加者には初回と最終回にアンケートが行われ、また、プログラムに参加していない19名の社員にも同様のアンケートを実施し、比較対象としました。
<プログラム参加により効果が確認できた項目>
「LetterMe」プログラムに参加した社員は、参加していない社員と比較して、以下の6つの項目において有意差がみられる結果となりました。
メンタルヘルス: 「この6か月で、精神的な健康度合いが上がった」と感じる社員が増加。
自分への思いやり: 「この6か月で、自分を思いやれるようになった」との声が多数。
未来の連続性: 「この6か月で、よりよい未来について考え、行動をするようになった」との回答が増加。
自己理解: 継続的な手紙を書く習慣が自己理解を深める効果を示唆。
自尊感情: 自己理解と自己連続性の向上とともに、自尊感情も高まる結果に。
自己連続性: 過去、現在、未来をつなげる意識が高まる結果となった。
今回、セルフケアサービス「LetterMe」効果検証プログラムに参加させていただいたことで、多数のセミナー受講者のメンタルケアに関するリテラシー向上やプログラム参加社員のメンタルヘルスや自己理解、自尊感情の向上の支援に繋がりました。
今後も社員のウェルビーイング実現を目指し、メンタルヘルス施策を含むさまざまな取り組みを展開してまいります。