もしものときにAEDを AED財団による救命講習を実施
6月14日に、公益財団法人日本AED財団(以下AED財団)のご協力をいただき、AED講習会を実施しました。
この講習会は株式会社アルムの発案からはじまったもので、今回AED財団から医師の本間洋輔先生にお越しいただき、講義と実践を交えて学びました。
最初はビデオを見ながら、AEDの重要性について学びました。
年に約9万件も発生するという心臓突然死。これは交通事故死の約30倍で、どこにでも起こりえることです。心臓にトラブルが発生した場合に、胸骨圧迫とAEDを併用することで、その救命率は4倍にもなるとのこと。しかし現状使用されるのは4.3%程度とのことです。
AEDは全国に67万台も設置されており、AEDを使用することができれば、多くの命を救える可能性があります。
AEDの重要性について学んだあとは、ビデオを見ながらAEDの模型を使用して、人が倒れたあと救急隊に引き渡すまでの手順を2人一組で実践しました。
まず救急車とAEDを要請し、AEDが到着するまで胸骨圧迫を続けます。AEDが到着したら音声ガイドに従ってAEDを施すという流れでした。
AEDの使用判断基準や胸骨圧迫のリズムや力加減、またお子さんに実施する際の注意点など分かりやすくご説明いただき、今まで不安に思っていたことが解消できる内容でした。
また、「救命サポーターアプリteam ASUKA」もご紹介いただきました。 このアプリからは、AED設置場所の検索が可能とのことで、万が一の時にAED設置場所が分からない、といったことがないようにダウンロードしておくと安心ということでした。救命処置について学ぶことも可能です。
>救命サポータープロジェクト team ASUKA
DeNA子会社のアルムが提供する個人の医療情報を管理するPHRアプリ「MySOS」でもAEDの設置場所を探すことが可能です。
>MySOS
*PHR:パーソナルヘルスレコードの略称
最後には実際のAEDを触りながらボタンを押す体験もしました。
講習全体を通して、Push Projectのメッセージの、3つのPush(要救助者の胸をPush、AEDのボタンをPush、助ける勇気を持つよう自分自身をPush)を実践することの重要性が理解できました。
今年は、AEDを一般の人が誰でも使えるようになって、ちょうど20年の節目の年とのこと。20周年を記念して7月14日(日)にシンポジウムが開催されます。一般の方も参加可能で、AEDの体験コーナーも設置されます。
>AED20周年 特設サイト
当社では、AED財団の活動趣旨に賛同し、会員企業として日本AED財団の各種普及啓発活動を支援していくとともに、スポーツ事業におけるAEDの普及・啓発・教育及び訓練に関する取り組みを進めていきます。
>AED財団のホームページ